口臭・体臭の悩み

日中に口が乾いて口臭が気になる|原因と今できる対策は?

日中に口が乾いて口臭が気になる|原因と今できる対策は?

先に大切な注意点です。

この記事は、健康や睡眠に関する一般的な情報をまとめたものです。医療行為、診断、治療、専門的な助言を目的としたものではありません。

睡眠中に呼吸が止まる、日中の強い眠気が続く、朝起きても疲れが取れない、起床時の頭痛がある、運転中に眠気を感じるなど気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関や専門家に相談してください。

午前中は大丈夫だったのに、昼を過ぎるとなんだか口の中が乾いてきて、自分の息が気になることってありますよね。

人と話すときに距離が近づくと不安になったり、マスクの内側のにおいが気になったり、仕事中に何度も水を飲んでいるのにすぐまた乾いてしまう。そんな経験をされている方は、実はけっこう多いんですね。

朝はそうでもなかったのに、なぜ日中になると口が乾いて口臭が強くなるのでしょうか。
ここでは、その理由と今日からできる対策、そして気をつけたいサインまで、順を追って整理していきます。

日中に口が乾いて口臭が強くなる理由

日中に口が乾いて口臭が強くなる理由

まず知っておきたいのは、口の乾燥と口臭には深い関係があるということです。

唾液には、口の中の汚れを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがあります。ところが、唾液の量が減ると細菌が増えやすくなり、それがにおいの元になってしまうんですね。

日中に口が乾きやすくなる理由として、次のようなことが考えられます。

会話の量が増える

仕事中や外出先で人と話す機会が多いと、自然と口を開けている時間が長くなります。
そうすると口の中の水分が蒸発しやすくなり、唾液が減ってしまうことがあります。

集中していると口呼吸になっている

パソコン作業や考え事をしているとき、無意識に口が開いていることはないでしょうか。
口呼吸の時間が長いと、口の中が乾燥しやすくなります。

緊張やストレスの影響

緊張すると唾液の分泌が減るといわれています。
会議やプレゼン、接客など、気を張る場面が多い日中は、唾液が少なくなりやすいタイミングでもあるんですね。

エアコンや暖房による乾燥

オフィスや店舗では、空調がきいていることが多いですよね。
空気が乾燥すると、鼻やのども乾きやすくなり、口の中にも影響が出てきます。

昼食後の口腔内環境の変化

食後、しばらくすると食べかすや細菌が増えやすくなります。
歯磨きができない状況だと、においの原因になることもあります。

口が乾くと、なぜ口臭が出やすくなるのか

唾液には自浄作用があります。
これは、口の中を洗い流して清潔に保つ働きのことです。

唾液が減ると、この自浄作用が弱くなり、細菌が増えやすくなります。
細菌が増えると、口の中のタンパク質を分解してにおいの元となる成分を作ってしまうんですね。

また、舌の表面にある舌苔(ぜったい)も、乾燥するとにおいやすくなることがあります。

舌苔は、誰にでもあるものですが、乾くと細菌が活発になり、においが強くなることがあるといわれています。

乾燥由来の口臭か、別の原因かを見分けるポイント

口臭の原因は、乾燥だけとは限りません。
次のような症状がある場合は、別の原因も考えてみたほうがよいかもしれません。

  • 歯磨きをしてもすぐににおいが気になる
  • 歯ぐきから血が出る、腫れている
  • 虫歯がある、または治療途中の歯がある
  • 鼻がつまりやすい、のどに何かが張り付く感じがする(後鼻漏)
  • 舌が痛い、ひび割れている
  • 口の中がネバネバして、水を飲んでもすぐ乾く

こうした症状がある場合は、歯周病、虫歯、鼻やのどの症状、ドライマウス(口腔乾燥症)などの可能性も考えられます。

乾燥が原因の場合は、水を飲んだり、ガムを噛んだりすると一時的に楽になることがあります。
もし改善しない、またはすぐ元に戻る場合は、別の原因がある可能性もあります。

仕事中や外出先でできる応急対策

ここでは、周りに気づかれずに、すぐにできる対策をいくつかご紹介しますね。

こまめに水分を補給する

一番手軽なのは、少しずつ水を飲むことです。
一度にたくさん飲むより、こまめに口を潤すほうが効果的といわれています。

できれば、カフェインが含まれていない水やお茶を選ぶと、口の中が乾きにくくなります。

無糖ガムを噛む

ガムを噛むと、唾液の分泌が促されるといわれています。
砂糖が入っていない、キシリトール配合のものがおすすめです。

会議中や接客中でなければ、ガムを噛むことで口の中を潤すことができます。

鼻呼吸を意識する

口呼吸が癖になっている方は、意識して鼻で呼吸するだけでも乾燥が和らぐことがあります。
作業中やリラックスしているとき、口が開いていないか確認してみてください。

口腔保湿ジェルやスプレーを使う

薬局などで販売されている口腔保湿用のジェルやスプレーも、一時的な対策として使われることがあります。
携帯しやすいものを選ぶと、外出先でも使いやすいですね。

舌を動かす

舌を口の中でゆっくり動かすだけでも、唾液が出やすくなることがあります。
人目が気にならない場所で、上あごに舌をつけたり、左右に動かしたりしてみてください。

やってはいけないNG対策

よかれと思ってやっていることが、逆効果になる場合もあります。
次のような対策には注意が必要です。

強いマウスウォッシュの使いすぎ

アルコール成分が強いマウスウォッシュを頻繁に使うと、かえって口の中が乾燥しやすくなることがあります。
使うなら、低刺激のものやアルコールフリーのものを選んだほうが安心かもしれません。

うがいのしすぎ

何度もうがいをすると、口の中の潤いまで洗い流してしまうことがあります。
適度な回数にとどめて、口の中を無理に乾かさないようにしましょう。

口臭スプレーだけに頼る

一時的ににおいを抑えることはできても、根本的な改善にはなりません。
乾燥や口腔内の環境を整えることも大切です。

毎日の習慣で見直せること

日中の乾燥や口臭を減らすために、毎日の生活の中でできることもあります。

朝晩の歯磨きを丁寧にする

歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも使って、食べかすや歯垢をしっかり取り除くことが大切です。
舌苔が気になる場合は、舌ブラシを使うと良いといわれています。

食事をよく噛んで食べる

よく噛むことで唾液の分泌が促されるといわれています。
柔らかいものばかりではなく、噛みごたえのあるものを取り入れてみてください。

カフェインやアルコールの摂取を控えめにする

カフェインやアルコールには、利尿作用があり、体の水分が失われやすくなるといわれています。
日中にコーヒーや紅茶を何杯も飲んでいる場合は、水や麦茶に変えてみるのも一つの方法です。

唾液腺のマッサージを試してみる

耳の下、あごの下、舌の下あたりには、唾液を分泌する唾液腺があります。
そのあたりを指で優しく押すと、唾液が出やすくなることがあるといわれています。

こんな症状がある場合は受診を検討してください

次のような症状がある場合は、自己判断せず、医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

  • 水を飲んでも口の渇きが改善しない
  • 舌が痛い、ひび割れている
  • 会話がしづらい、食べ物が飲み込みにくい
  • 目も乾く、肌も乾燥するなど、全身の乾燥が気になる
  • 鼻づまりやのどの違和感が続く
  • 歯ぐきの腫れや出血がある
  • 口臭がどんどん強くなっている気がする

口の乾燥や口臭の原因は、生活習慣だけでなく、病気や薬の副作用によるものもあります。
特に、急に症状が強くなった、長く続いている場合は、早めに相談したほうが安心です。

どの診療科に行けばいいか

迷ったときは、まず歯科や口腔外科に相談してみるとよいかもしれません。
口の中の状態を確認して、必要に応じて他の診療科を紹介してもらえることもあります。

鼻やのどの症状が強い場合は、耳鼻咽喉科、全身の乾燥が気になる場合は内科に相談するのも一つの方法です。

よくある質問

日中だけ口が乾いて口臭が強くなるのはなぜですか?

日中は会話や作業が多く、口呼吸になりやすかったり、緊張やストレスで唾液の分泌が減りやすかったりすることが影響している可能性があります。
また、エアコンによる乾燥や、昼食後の口腔内環境の変化も関係していることがあります。

水を飲んでも口が乾くのは異常ですか?

一時的なものなら心配しすぎることはありませんが、水を飲んでもすぐに乾く、舌がざらつく、痛いなどの症状がある場合は、ドライマウスや別の原因の可能性もあります。
症状が続く場合は、歯科や口腔外科に相談してみてください。

口臭の原因が乾燥か歯周病かは見分けられますか?

乾燥が原因の場合、水を飲んだりガムを噛んだりすると一時的に楽になることがあります。
一方、歯ぐきの腫れや出血、歯磨き後もにおいが気になる場合は、歯周病や虫歯の可能性も考えられます。
どちらか判断が難しい場合は、歯科で確認してもらうと安心です。

仕事中に周りへ気づかれにくい対策はありますか?

こまめに水を飲む、無糖ガムを噛む、鼻呼吸を意識する、口腔保湿スプレーを使うなどが、目立ちにくい対策です。
舌を動かして唾液を促すのも、周りに気づかれにくい方法の一つです。

マスクをすると自分の口臭が気になるのはなぜですか?

マスクをしていると、自分の息がこもってにおいを感じやすくなります。
また、マスク内の湿度が高いと思いがちですが、実は口の中は乾燥しやすくなることもあります。
マスクをしているときこそ、こまめに水分補給をしたり、鼻呼吸を意識したりすることが大切です。

まとめ|日中の口の乾きと口臭は、少しの工夫で軽くできることがあります

日中に口が乾いて口臭が気になる原因は、会話や緊張、空調、口呼吸など、生活の中にいくつも潜んでいます。
唾液の分泌が減ると、細菌が増えやすくなり、口臭につながることもあるんですね。

まずは、こまめな水分補給や無糖ガムを噛むこと、鼻呼吸を意識することなど、今日からできることを試してみてください。
毎日の歯磨きや、よく噛んで食べること、カフェインを控えることなども、口の中の環境を整えるために役立つ場合があります。

ただし、水を飲んでも改善しない、舌が痛い、歯ぐきの腫れがあるなどの症状がある場合は、自己判断せず、歯科や口腔外科、必要に応じて耳鼻咽喉科や内科に相談してみてください。

口の乾きや口臭は、誰にでも起こりうることです。
原因を見極めて、自分に合った対策を見つけていけば、少しずつ楽になることもあります。
無理をせず、できることから始めてみてくださいね。