
夜、家族に「いびきがうるさい」と言われたり、朝起きたときに「ぐっすり眠れなかった」と感じたりすること、ありますよね。もしかしたら、そのいびきは鼻づまりと関係しているかもしれません。
「風邪のあとからいびきがひどくなった気がする」「アレルギーかな?」と、原因がはっきりしないまま、いろいろなグッズを試してみたり、市販の薬を使ってみたりしている方も多いと思うんですね。でも、思うように改善せず、「自分のいびきは治らないのかな…」と不安になってしまうこともあるかもしれません。
実は、鼻づまりがあると、いびきをかきやすくなるという関係性が指摘されています。この記事では、いびきと鼻づまりの具体的な関係と、自分のいびきが「鼻いびき」なのか「喉いびき」なのかを見分ける方法、そして今日から自宅でできる対策について、一緒に見ていきましょう。
鼻づまりがあると、いびきをかきやすくなるって本当?

結論から言うと、鼻づまりがあると、いびきをかきやすくなる傾向があるとされています。
鼻が詰まっていると、鼻からスムーズに呼吸ができないため、寝ている間に自然と口を開けて呼吸するようになりますよね。すると、喉や舌の付け根の筋肉が緩んで、気道が狭くなってしまうんですね。この狭くなった気道を空気が通るときに、「ゴーゴー」「ガーガー」といった音が出る…これがいびきの正体なんです。
つまり、鼻づまり → 口呼吸 → 気道が狭くなる → いびきという流れができやすくなるというわけなんですね。
「鼻いびき」と「喉いびき」の違いって?
いびきには、大きく分けて「鼻いびき」と「喉いびき」の2種類があると言われています。自分のいびきがどちらのタイプかを知ることで、適切な対策を選びやすくなりますよね。
鼻いびきの特徴
鼻いびきは、その名の通り鼻が詰まっていることが主な原因で起こるいびきです。鼻の中の空気の通り道が狭くなっているために、呼吸のたびに「ブーブー」「フガフガ」といった音が出るんですね。
- 口を閉じて寝ていても音がする
- 音は比較的「低め」で「ブーブー」という感じ
- 風邪やアレルギーのときに悪化する
- 朝起きたとき、喉はそれほど乾燥していない
喉いびきの特徴
一方、喉いびきは喉の奥の気道が狭くなることで起こるいびきです。舌の付け根や喉の筋肉が緩んで、空気の通り道が塞がれるんですね。
- 口を開けて寝ていることが多い
- 音は「ガーガー」「ゴロゴロ」と大きめ
- 朝起きたとき、喉がカラカラに乾いている
- 肥満や加齢とも関係しやすい
もちろん、鼻いびきと喉いびきが混在している場合もありますので、「自分はどっちだろう?」と迷ったときは、家族に音や寝ているときの様子を聞いてみるのもいいかもしれませんね。
鼻づまりがいびきを引き起こす仕組み
「鼻づまり」と「いびき」がどうつながっているのか、もう少し詳しく見てみましょう。
私たちは本来、鼻から呼吸するようにできていますよね。鼻には空気を温めたり、湿らせたり、フィルターのように異物を取り除いたりする大切な役割があるんです。
ところが、風邪やアレルギー性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)などで鼻が詰まると、鼻からの呼吸がしづらくなって、口呼吸がメインになってしまうんですね。口呼吸になると、舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道が狭くなります。狭くなった気道を空気が通ると、振動が起きて音が出る…これがいびきです。
さらに、鼻づまりがあると、呼吸する際の抵抗が増えて、喉の筋肉に余計な負担がかかりやすくなるとも言われています。このため、いびきが大きくなったり、睡眠の質が下がったりすることもあるんですね。
鼻づまりの原因を見極めることが大切
いびきを改善するには、まず鼻づまりの原因を見極めることがとても重要なんですね。原因によって、効果的な対策も変わってきますから。
アレルギー性鼻炎が原因の場合
花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルゲンに反応して、鼻の粘膜が腫れてしまう状態です。
- 朝起きたときに鼻づまりがひどい
- くしゃみや鼻水が止まらない
- 目のかゆみも伴う
- 季節によって症状が出る(花粉症など)
こうした症状がある場合は、アレルギー対策が鍵になりますよね。寝具をこまめに洗ったり、空気清浄機を使ったりすることも有効とされています。
風邪や一時的な炎症が原因の場合
ウイルス感染などで、鼻の粘膜が一時的に腫れている状態です。
- 最近、風邪をひいた
- 鼻水が黄色や緑色っぽい
- 夜になると鼻づまりが悪化する
- 数日から1週間程度で治まる
風邪が原因の場合は、しっかり休んで体を温めることが大切ですよね。無理をせず、水分をしっかりとって、回復を待ちましょう。
慢性的な鼻づまり(蓄膿症・副鼻腔炎など)
鼻の奥にある副鼻腔に膿がたまってしまう状態です。
- 常に鼻が詰まっている
- 頭痛や顔の痛みを感じる
- 鼻水がドロッとしている
- においを感じにくくなった
このような症状が続く場合は、耳鼻科での診察を検討してみてください。市販薬だけでは改善しにくいこともありますから。
今日からできる、鼻づまり対策といびき改善
「病院に行く前に、まず自分でできることを試してみたい」という方も多いと思います。ここでは、今日から自宅でできる対策をいくつかご紹介しますね。
鼻を洗浄する(鼻うがい)
鼻の中を生理食塩水で洗い流す「鼻うがい」は、鼻づまりを和らげる手軽な方法として知られています。ドラッグストアで専用の洗浄液やキットが売っていますよね。
ただし、水道水をそのまま使うのではなく、きちんと生理食塩水や専用の洗浄液を使うことが大切です。慣れるまでは少し不安かもしれませんが、続けることで鼻の通りがスッキリすることもあるんですね。
寝室の湿度を保つ
乾燥すると、鼻やのどの粘膜が乾いて、鼻づまりやいびきがひどくなりやすいと言われています。加湿器を使って湿度を50〜60%くらいに保つと、呼吸がしやすくなることがありますよ。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを干すだけでも少し効果が期待できるかもしれませんね。
枕の高さを調整する
枕が高すぎたり低すぎたりすると、気道が圧迫されていびきをかきやすくなることがあります。頭と首が自然なラインになる高さ(目安は10cm前後)に調整してみてください。
横向きに寝ると、舌が喉に落ち込みにくくなるので、いびきが軽減されることもあるとされています。横向き寝専用の枕も市販されていますので、試してみるのもいいかもしれませんね。
鼻腔拡張テープやパッチを使う
鼻に貼るテープやパッチは、鼻の通りを物理的に広げてくれるので、鼻づまりによるいびきには効果が期待できることがあります。
ただし、鼻の形や症状に合わないこともありますから、いくつか試してみて、自分に合ったものを見つけるのがいいですよね。
お酒やタバコを控える
お酒を飲むと、喉の筋肉が緩んで気道が狭くなりやすくなります。タバコは鼻やのどの粘膜を刺激して、炎症を引き起こしやすくするんですね。
寝る前の飲酒を控えたり、禁煙したりすることで、いびきが軽くなることもあるとされていますよ。
グッズや薬を使うときの注意点
市販のグッズや薬を使うことも、もちろん選択肢の一つですよね。でも、使い方を間違えると、かえって症状が悪化してしまうこともあるんです。
点鼻薬(血管収縮剤)の長期使用に注意
「鼻がスッキリする」と感じて、点鼻薬を毎日使い続けている方もいるかもしれません。でも、血管収縮剤が入った点鼻薬を長期間使うと、「薬物性鼻炎」を起こして、逆に鼻づまりがひどくなるリスクがあると言われています。
急性の症状には数日使うのはいいですが、3日以上続けて使うのは避けるほうが安心ですよね。長引く鼻づまりには、医師に相談してみてください。
グッズが合わないと感じたら無理しない
鼻腔拡張テープやマウスピースなど、いろいろなグッズがありますが、使ってみて違和感があったり、かえって苦しく感じたりする場合は、無理に使い続けないほうがいいですよね。
体質や症状に合わないこともありますから、「効果がない」「使いづらい」と感じたら、別の方法を試してみましょう。
耳鼻科に行くべきタイミングって?
「いつまで自分で様子を見ていいのか、わからない…」と不安になることもありますよね。以下のような症状がある場合は、早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
- 生活習慣を見直しても、2週間以上鼻づまりやいびきが改善しない
- 日中に強い眠気や集中力の低下を感じる
- 家族に「呼吸が止まっているときがある」と言われた
- 頭痛や顔の痛みが続いている
- 鼻水が黄色や緑色で、においもある
特に、呼吸が止まっているように見える場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性も考えられます。SASは放置すると、高血圧や心臓病のリスクを高めることがあるとされていますので、気になるときは専門医に相談してみてくださいね。
鼻づまりと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関係
「いびきがひどいと、無呼吸症候群かもしれない」と心配になる方もいますよね。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。鼻づまりがあると、呼吸の抵抗が増えて、気道が塞がりやすくなるため、SASのリスクや症状が悪化することがあると言われています。
SASの患者さんのうち、約75%の方に鼻づまりがあるというデータもあるそうですから、鼻づまりとSASには密接な関係があると考えられているんですね。
もしも「いびきがひどい」「日中も眠い」「朝起きたときに頭痛がする」といった症状がある場合は、早めに医療機関で検査を受けることが大切ですよ。
よくある質問
鼻づまりを解消すれば、いびきは完全に治りますか?
鼻づまりが主な原因の「鼻いびき」の場合は、鼻づまりを解消することで大幅に改善する可能性がありますよ。ただし、「喉いびき」や睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係している場合は、肥満や骨格の問題なども影響しているため、鼻づまりを治しただけでは改善しないこともあるんですね。まずは鼻づまりの対策を試してみて、それでも改善しない場合は、医療機関で相談してみてください。
「鼻いびき」と「喉いびき」の音の見分け方は?
鼻いびきは、口を閉じて寝ているときでも「ブーブー」「フガフガ」といった低めの音がすることが多いです。一方、喉いびきは、口を開けて寝ていて「ガーガー」「ゴロゴロ」という大きめの音がする傾向がありますよ。朝起きたときに喉が乾燥しているかどうかも、見分けるポイントの一つですね。
点鼻薬(血管収縮剤)は毎日使っても大丈夫?
急性の症状(風邪やアレルギー発作など)には数日使うのは有効ですが、長期間(3日以上)使い続けるのは避けたほうがいいとされています。血管収縮剤を長く使うと、「薬物性鼻炎」を起こして、かえって鼻づまりがひどくなるリスクがあるんですね。長引く鼻づまりには、医師に相談してみてください。
枕の高さを調整するだけで、いびきは改善しますか?
枕の高さを適切に調整すると、気道が確保されやすくなり、いびきが軽減されることもありますよ。ただし、単純に高くするだけでは、逆に首が曲がって気道が狭くなることもあるので注意が必要です。頭と首が自然なラインになる高さ(約10cm前後)に調整するのがポイントですね。横向き寝専用の枕を試してみるのもいいかもしれません。
いびきがひどいとき、病院に行くべきタイミングは?
以下のような症状がある場合は、早めに耳鼻科や睡眠専門の医療機関を受診することをおすすめします。
- 生活習慣を改善しても、2週間以上鼻づまりやいびきが続く
- 日中に強い眠気や集中力の低下を感じる
- 家族に「呼吸が止まっているときがある」と言われた
特に、呼吸が止まっている様子が見られる場合は、SASの可能性もありますから、早めにチェックしてもらってくださいね。
まとめ:鼻づまりといびきの関係を理解して、安心できる睡眠を
いびきと鼻づまりには、密接な関係があるとされています。鼻が詰まると、口呼吸になりやすく、気道が狭くなっていびきが出やすくなるんですね。
まずは、自分のいびきが「鼻いびき」なのか「喉いびき」なのかを見極めることが大切です。そして、鼻づまりの原因がアレルギーなのか、風邪なのか、それとも慢性的なものなのかを確認してみましょう。
自宅でできる対策としては、鼻うがい、加湿、枕の調整、横向き寝、禁煙・禁酒などがありますよね。グッズや薬を使う場合は、使い方に注意して、無理をしないことが大切です。
もしも、生活習慣を見直しても改善しない場合や、日中の眠気が強い場合、呼吸が止まっていると言われた場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。
いびきや鼻づまりは、「仕方ない」と諦めてしまいがちですが、適切な対策をすることで改善することも多いんです。あなたが、またぐっすり眠れる夜を取り戻せるよう、今日からできることから試してみてくださいね。あなたの睡眠が、少しでも快適になりますように。